2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

かみさま

鏡の前 けだるい朝 俺は信じない 神様なんてでもな 思わず叫んでしまうのさ とどまってくれ 力を与えてくれ いや頑張ってくれ 俺の髪様 −−−−−−−−−−−−− ステージ用の衣装が届いた ネット通販で購入したものあまり似合ってないような… まぁいいこんな高ぶり久…

背伸び

背伸びして 背伸びして それじゃダメだと諭されて背伸びして 背伸びして だからダメだと叱られて背伸びして 背伸びして これじゃダメだとわかっても背伸びして 背伸びして 終いに足がつって立てなくなって痛みと重たさがあって 立つのがやっとで もう背伸び…

お地蔵さん

願わず祈らず ただ手を合わせる信じず疑わず ただ目を閉じる花も饅頭も備えず ただ手を合わせるろくに顔も見ず ただ目を閉じる一瞬だけ無になれるおはようも さよならも ありがとうも 言わないけれどいつまでも いてくれよ膝たけくらいの お地蔵さんーーーー…

素敵

言葉が私を紡ぎギターが私を奏で唄が私を唄い表現が私を探している私が見つけたものはなんだろう素敵になりたい−−−−−−−−−−− 一日一詩をやってますと 絵を添えたくなる詩がたまにあります。 画才が皆無の僕には到底できないんですがね!だからというわけじゃ…

たんぽぽ

駅の端っこ 線路沿い コンクリートの法面に たんぽぽが咲いていた 電車の中で最初に見つけたのは 窓にかじりついている子供だった排水管に根を生やしたのかな 白髪交じりの初老の男性は 少年の手を握りながら呟いた俺は窓の外に目をやったそして車内を見回し…

硝子玉

傷だらけの硝子玉いっそ叩き割ってしまえば粉々に散ってしまうだろうにしがらみがわたしの手を止める濁っていても息を吹きかけてそっと磨きましょう まだ聞こえるからまだ宿っているから私の中に −−−−−−−−−−−今日3曲できました たぶん明日もう1曲できます …

観葉植物

一枚の葉がくたびれて 折れ曲がっている見栄えが悪いからという理由だけで むしり取りゴミ箱に捨てるとても綺麗になりました 誰のために何のために子は親を選べないように 人は血を選べないようにとても人間になりました 誰のために何のために−−−−−−−−−−−−− …

不完全

完全なるとき それが終であるならば 不完全であるとき それは始である完全なるとき それが死であるならば 不完全なとき それは生である完全なるとき それが天であるなば 不完全なとき それは地である完全なるとき それが静であるなば 不完全なとき それは動…

荒ぶる心

荒ぶる心何処からやってきた お前が憎い何処に巣喰いがある 私が憎いか鎮まれ生贄が欲しいか構うなここから出てゆけ赤黒い沼から 消せど消せども 生えてくる荒ぶる心よ お前の正体は何だ

箱舟

あの山目指して大海原を 我が物顔で突き進んでいく 箱舟追い付くどころか 沈没までのカウントダウン 業が煮えたぐった 泥舟デキレース 媚びてもへつらっても どうせ乗せてもらえやしないチキショー力尽きるまで 泳いでやるあのインチキくせぇ 虹のアーチを …

銀玉

ジリジリと 地獄の釜の蓋が開くキーキーと 斧を研ぐ機械音が聞こえるボコボコと 煮えたぎる血肉が異臭を放つスリスリと 命乞いの儀式が始まるドコドコと 拝んで拝んで拝み倒してパクパクと あらん限りの雄叫びを上げるザワザワと つむじ風が吹きさらわれた …

風船

ここから立ち入り禁止道を遮る大きな風船がある空にはカラスが旋回している黒いマントを被った男は鋭利な槍を握り締め隙を狙っている一瞬で突き刺し風船を割ろうしている 狂気は突然 降ってくるのではない異常は偶然 訪れるものではない日常という一本のライ…

シンシンと 冷え込んだ午前3時 パラパラと雨がふりはじめた街灯のあたらない 交差点の真ん中で 一人の男が崩れるように 倒れた立ち上がろとするが 半歩前へ出ては また突っ伏した酔っぱらいかと 通りすぎようとしたが 何となく気になって 声をかける『大丈…

逆流

宿した命を落とすために登ってゆく鮭の尊さとは程遠いだが確かにいま流れに逆らって抗おうとする俺がいる 自分自身を失うために生まれたわけじゃないそんな気高さとは程遠いだが確かにいま流れに逆らって進もうとする俺がいる たんなるひねくれ根性さかっこ…

流花

川面に散って流れる花儚き夢とこころ潤う身勝手さ孤独はいつだって流れてる

流木

どこで倒れ幾ばくも流されたどり着いた砂浜で疲れ果てた流木は横たわりながらそれでもなおいやだからこそか太陽へ手を伸ばしている指の先に海鳥が止まりすぐ飛び立ったこの世に未練はないか

肩たたき券

お金がないとなにもできない少女は回っている小さな輪になり風を吸い込むために マジックの文字が滲んでる母に渡す肩たたき券

紙一重

絶対なんて口にするやつを絶対に信じないほらもう危うい手錠はいつだってぶら下がってる紙一重ライン上にいる青白く燃える孤独は街中に蜃気楼のように揺れている神なんぞ銅像ほどの価値もない神一餌

ライブ

人馬一体 錆びた馬蹄をポケットに 手綱を締めて爆発の一瞬にかけるゲートが 開こうとしてる視界が 180度を超えれば 勝てるかもしれない120度なら 負ける俺のレースライブ俺の有馬来月単勝1点買い当たれば万馬券—————————— マンスリーライブ 2012.12.2(日) 高…

ライブ映像『鼓動』

2012.11.10 高円寺ALONE『鼓動』ドンドコドコドコ 我が身のうちで鳴り響く原子の鼓動よ 受け入れないものにはNOと言え それさえも今となっては 肉を削り芯を戦慄かすドンドコドコドコ 魂の中で立ち昇る透明な炎よ 噴き出すマグマの河に 呑み込まれ溶けてただ…

影法師

黄昏に俯いて 砂場に積んだ石の家あかりの灯らぬ部屋の中 西日がぐっと照らしてるまだかなまだかな 影法師長い大きな影法師お日さま沈むその前に まだかなまだかな 影法師—————————— 今年最後のマンスリーライブ 新曲多数でお待ちしております! 是非!来て…

運の月

薄紫の空にしがみついてる 折れそうなか細い月一歩踏み出せば 消えゆく景色がある一歩踏み出せば 現れる景色がある立ち止まっていても 否応なく消えゆく景色がある立ち止まっていても 否応なく現れる景色がある刹那を燃やす 燻った煙でいいじゃないか月尽き…

黒々しい朝だ 相変わらず 右の首筋に鉛が垂れるこの重みにも慣れてきた なんて嘯きながら ズルズルと顔を洗う鏡に映る私に 問いかけるでもなく 呟いたまた今日を汚すんだそれだって 白々しい朝より よっぽどマシだいってきます

大空

ジリジリと 腹這いのまま アスファルトを噛む 空はない コンクリート ジャングル 獲物を狙っている いや 狙われている どっちだ行くか 来るか構えてる飛ぶか 潜るか構えてる思考を止めろ感じたまま身体よ心を裏切れひっくり返れば大空だ——————————マンスリー…

ひとさらい

美しい花が咲いていた 砂漠の真ん中であまりの神々しさに 見とれていると ピュウと風が吹いた花はザラザラ 崩れ落ち 灼熱の太陽だけが 私を照らしている渇いた心 オアシス 幻神風人拐い——————————マンスリーライブ 2012.11.10(土) 高円寺ALONEOPEN19:00 STAR…

365分の1

おめでとうより ありがとうたかが 365分の1されど 365分の1ごめんなより ありがとうたかが 365分の1されど 365分の1 生きた気になるより 死んだ気になって昨日より 今日明日より 今日そして 今日より 明日HAPPY BIRTHDAY TO ME ——————————マンスリーライブ 2…

雨に唄えば

雨に唄えばきっとあなたが側にいて雨に唄えばそっと傘を差し出して雨に唄えばずっとあなたが側にいて雨に唄えばほんの小さな火が灯る ——————————マンスリーライブ 2012.11.10(土) 高円寺ALONEOPEN19:00 START19:30 1,500yen+1drink(500yen) 高円寺ALONE 公…

能面

脳ミソのマスターベーションで天国に逝く賢者 それなりの汗と涙は流れるけれど血と肉の匂いは嗅ぐことはない 無機質な能面は不気味なほどに慈悲深く笑っている ——————————マンスリーライブ 2012.11.10(土) 高円寺ALONEOPEN19:00 START19:30 1,500yen+1drink…

流砂

生い茂る木々を掻き分け 鬱蒼とした森から抜け出そうと 微かに洩れる光指さす方へ もがき倒しながら進んだようやく視界が広がった真っ赤な沼がドロリと沸き立ち 太陽を掴むように 一本の手だけが沼に浮かんでいたそのあまりの美しさに直立し 沈みゆく己の肉…

風吹き烏

長くはいられないから 荷物はなるべく小さくするの旅人なんて 洒落たもんじゃないわ風が吹けば流されて 風が吹かぬも流れてゆく夜のとばりが下りるころ そっと隠れて隠されて 風吹き烏の鳴き声は つむじ空にカラカラと 巻いて巻かれて消えてった———————————…